イタリアのフィアットの商用車デュカトが日本で正規販売されるようですね。
これはキャンピングカー業界にとってはまさに黒船到来といった感じです。
デュカトは欧米でキャンピングカーのベース車の70%で使われ、圧倒的な市場シェアです。
デュカトの最大の特徴は何かと言うと フロント駆動ということです。
フロント駆動にすることによって後輪を動かすためのプロペラシャフトが要らなくなります。
プロペラシャフトとは車の下にある長い丸棒です。
プロペラシャフトが不要になり後ろの荷物スペースを低くすることが出来るのです。そのため重心が低くなり、居住スペースに入るときも登る時も楽になります。
ハイエースをベースにしたバンコンは車内で立つことができず、かがんで車内で過ごさなければなりません、それがデュカトだと大きな改造しなくても簡単にキャンピングカーを作ることができます。
今までもデュカトベースのキャンピングカーは日本で販売されていたのですが、正規輸入販売ではないため、部品の修理が必要になった時にわざわざイタリアから部品を取り寄せる事必要がありました。
そうするとベルト1本手に入るまでに3ヶ月かかかってしまうんです。さすがに3ヶ月待つのはちょっと辛い。
国産のトヨタカムロードだったら部品注文すれば2,3日で入手できるので今までキャンピングカーのレンタル車両としてあまり使用されていませんでした。
今後は正規販売されるので部品もスムーズに入手でき、レンタルでもイタリア車に乗ることができるようになるでしょう。
2月10日のジャパンキャンピングカーショーで出展するようなのでとても楽しみです。