キャンピングカーを初めて利用して、友人達と一緒に丹沢まで一泊二日で冬キャンプに行ってきた。
時期は2月後半、冷え込みは厳しく、寒さが苦手なキャンプ初心者達がいきなり冬キャンプに挑戦するには、経験も装備も足りない。さてどうしたものか?と思っていた矢先、メンバーの一人の「キャンピングカーでキャンプすれば??」の提案がきっかけで今回の旅行スタイルが決まった。
車種や搭載設備を選ぶのは当初なかなか大変たった。キャンピングカーの知識ゼロの状態から調べたので、暖房装置や冷蔵庫、コンロまであるのかと色々と驚かされた。幾つか候補はあったが、料金、アクセスの利便性などから、ロードクルーズのキャンピングカーを利用した。(修理の都合で車種のグレードをあげてもらえたことにも感謝)
キャンプ当日、キャンピングカーの図体のでかさに最初はおっかなびっくりの運転だったが、10分もすれば慣れることができた。途中、メンバーと運転を交代して、車内でTVゲームなどをしている間にキャンプ地に到着した。
手分けしてサイドオーニングを出したり、レンタルしていたテーブルなどを組み立てていると、秘密基地を友達と作っていた、小学生の頃のワクワク感を思い出した。
自然に囲まれた、シーズンオフの静かなキャンプ場。このロケーションを1グループで独占できるのは冬キャンプならではの醍醐味なのではないだろうか?バーベキューをしたり、たき火を囲みながら手作りの燻製を食べるのは贅沢で密度の濃い時間だった。
心配していた夜の寒さも、ヒーターをつけていたおかげで快適そのもの。一方で、トイレに行くため一歩車の外に出れば、静けさと寒さに包まれた夜のキャンプ場。空にはオリオン座をはっきりとみることできた。日常と非日常が連続していて不思議な感覚だった。
寒さを克服して、快適に過ごせるキャンピングカーは、自分たちに冬キャンプの楽しさを存分に味合わせてくれたと思う。