キャンピングカーは車高が高く、一見するととても大きく見えるので運転できるか心配かもしれません。
でも、ご安心ください。初めてキャンピングカーに乗ったとき、乗用車と感覚が違うので戸惑いますが、運転するうちにすぐに慣れます。
むしろ、運転席の位置が乗用車よりも高いので、見渡すことができて運転しやすい面もあります。
ここではキャンピングカーが運転できるか不安な方に、乗用車とは異なるキャンピングカーの運転の注意点を書きます。以下の注意点さえ守れば運転は大丈夫ですよ。
駐車するとき、高さに要注意
初めてキャンピングカーを運転するときにぶつけやすいのがバンクベッド部分(運転席上にあるベッドの部分)です。
ロードクルーズのレンタカーを利用してぶつけてしまった8割が車を駐車するときです。
キャンピングカー駐車するときには左折してバイクを巻き込まないか、歩行者がいないか、どこに車を駐めようか、などに意識が集中してしまい、車が高いことを忘れてしまいます。
車両制限バーに要注意
よくある例が、キャンプの食材を買いにスーパーの駐車場に車を駐めようとしたとき、車両高さの制限バーにあたってしまうことです。
キャンピングカーの高さはキャブコン(いわゆるキャンピングカー)の場合、2.6m~2.9mあります。たいてい、高さ制限バーは2.2m~2.6mなのでまともにぶつかってしまいます。
高さに気づかずにうっかり進入してしまうと制限バーは鉄でできているのでキャンピングカーには大きなダメージがあります。
駐車場発券機の屋根もあたりやすい
スーパーの高さ制限以外にも、コインパーキングの駐車場に入る際、チケット発券機に雨よけの小さな屋根があります。
機械よりも屋根が前に飛び出していて、屋根の高さは2.0~2.4メートルくらい。
チケットが取りやすいように発券機に車を寄せつつ、窓ガラスを開けながら進入していくと、ガシャンと頭の上の方で音がして気がついたら車にキズが。ということがあります。
乗用車では高さに注意することはありませんが、キャンピングカーを駐車する際は車両の高さに注意を払いましょう。
高速道路では横風に注意
高速道路の走行では横風に注意が必要です。
乗用車はそれほど横風の影響を受けませんが、キャンピングカーは風を受ける面積が大きく、風を受けた時に横に少し流されます。
横風にびっくりしてハンドルを急に大きく操作すると車体が左右に振られて制御がきかなくなってしまいます。
急に横風を受けても慌てず、しっかりハンドルを握っていましょう。
落ち着いてハンドルを持っていれば、車には直進安定性があるのでまっすぐ進んでくれます。
ただし、スピードを出していて横風を受けると危険です。
スピードを出していたほうが横風に流れやすいし、ハンドル操作が難しくなります。
風が強い時にはスピードを控えめに走れば心配することはありません。
まとめ
以上、駐車するときと高速道路の運転中の横風には注意が必要です。
この2点を気を付ければ運転するうちに大きさにも慣れてきてキャンピングカーの運転を楽しむ余裕も出てくると思います。
ただ、運転に慣れてくると注意力が散漫になってしまうのでご注意を。