妻と娘と3人、そして3匹の犬たちと一緒に、妻の実家である山口県へ帰省する方法は…?そう、それはキャンピングカーで行くこと!こうして12月29日に東京を出て、大晦日中には山口へ到着、という計画を立て出発したのです。
犬は、2匹のトイプードルと1匹が中型犬のオーストラリアンラブラドゥードルで、けっこう高齢犬なので心配でしたが、そんな心配をよそに、犬たちは車の中ではぐっすり寝ていました。なんといっても犬たちが楽に旅が出来ること、これがキャンピングカーの一番の利点かもしれません。
しかし、犬たちの心配はなくても時期が時期、東名に入るとすぐに年末の大渋滞にはまってしまったのです。当初、1泊目は愛知県犬山市のRVパークで、2泊目は岡山県総社市のRVパークでと計画していたのですが、脆くも計画は崩れ、急遽1泊目は御殿場市のRVパークに宿泊することになりました。御殿場だったら、東京からでも日帰りできる距離なのに…と、悔しさもありました。でも、ここのRVパークでは、同じくキャンピングカーで旅している人達と交流でき、様々な情報交換が出来るのだということも知り、キャンピングカーの旅の楽しみの一つが理解出来たような気がします。
2日目は、少しでも距離を稼ごうと朝6時過ぎには出発しました。渋滞はこの日も断続的に続いています。それでも、途中のSAに立ち寄って、ご飯を食べながら、犬を散歩させながらの旅というのは、いわゆる移動感が強く感じられて楽しいものです。でも残念ながら、2日目の夜も予定のRVパークにまでたどり着かず、山陽道吉備SAでの車中泊となりました。でも2泊を経て気づいたことですが、キャンピングカーでの就寝というのは全然寒くないんですね。このFFヒーターというのは優れモノでした。私はシェラフ一枚で何の問題もなかったのです。
そして3日目。ここからは渋滞もなく、広島県内では多少の雪にも降られましたが、順調に進んで、午後2時くらいに無事山口に到着したわけです。こうして3人と3匹は新しい年を迎えることが出来ました。
その後私たち家族は、岩国市にある「深谷峡温泉清流の里」で、温泉と冬のバーベキューなどを楽しみ、同じく2泊3日で無事東京に帰って来ました。初めての犬たちとのキャンピングカーの旅、最高に楽しかったです。予定通りにはいかなかったとしても、その都度家族で対応していくという楽しさも知りました。今回の旅であらためて分かったことは、なんといっても足を伸ばすことが出来るフラットな場が持てるということ。これは犬たちにとっても、オヤジの体調にとっても有難いことでした。
そして、キャンピングカーの運転は1日4時間以内に止めておこう、ということ。なるべくのんびりと移動して、その土地土地の魅力を充分に満喫していくことが、キャンピングカーの最大の利点だと知りました。そして最後に、もしかしたらもう残り少ないかもしれない高齢犬との旅の時間は、キャンピングカーでの旅だからこそ紡いでいけるだろうと、妻と娘と確認できたということです。
今後、また新たなキャンピングカーの旅は続きそうです。