初めてキャンピングカーをレンタルする方から「初めてなんですけど、キャンピングカーの運転できますか?]とよく聞かれます。
そんなときは「最初は大変だけどしばらく運転すると慣れますよ」と伝えています。
キャンピングカーが大きくて運転できるか不安だと思いますので、今回は運転についてお話しします。
どんな車でも最初は違和感
いつも乗っている車だったら何も考えずに運転することができますが、
友達から借りた乗用車やレンタカーは慣れるまでは違和感がありますね。最初は戸惑いつつもしばらく乗っていると運転に慣れてきます。
キャンピングカーも同じで最初は大きくてびっくりしますが時間がたつと自然に運転できるようになります。
ただキャンピングカーは慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
まず、運転席に座った時、「あっ、いつもと違う」と感じるのは
パーキングブレーキの位置やバックミラー、サイドミラーの見え方、シフトチェンジレバーなどでしょう。
特にパーキングブレーキは車によっていろいろな種類のものがあります。
最近の乗用車はフットブレーキが主流です。左足で踏んで解除したりします。
キャンピングカーの場合は主にトラックをベースにしているのでフットブレーキではなくハンドブレーキを使っています。
フットブレーキしか乗ったことがなくてハンドブレーキをいきなり使うと解除の仕方がわからないと思います。
ハンドブレーキの車に乗るのは教習車以来かもしれませんね。
キャンピングカーをレンタルしたお客様から「ハンドブレーキの解除ができません。」という電話がたまにあります。
バックミラーが見えない。
キャンピングカーは後ろが居室になっているのでバックミラーは見えません。
バックミラーを見ても後ろでくつろいでいる子どもたちが見えるだけです。
走行中に後ろを確認するにはバックミラーではなくサイドミラーを使います。
サイドミラーだけで後ろを確認するのは慣れていないとちょっと戸惑うかもしれません。
バックするときもサイドミラーを見ながらバックします。
でもほとんどのキャンピングカーにはバックカメラがついているのでそれを見ながらバックします。
ただバックカメラの画像だけだと下の方しか見えないので、
木の枝や屋根が出ているときには気づかずに上の方をぶつけてしまうので気をつけましょう。
運転はすぐに慣れてくる
最初、パーキングブレーキの位置が違っていたり、バックミラーが見えなかったりして戸惑うかもしれませんが、
しばらくすると慣れてきて自然に運転できるようになると思います。
乗り始め、助手席に座っている人は運転手に余計なことは話しかけないほうが良いかもしれませんね。
多分話しかけてもまともな返事は帰って来ないでしょう。
運転することに神経を集中して会話をする余裕がありません。
でも、30分も運転していると慣れてきて会話する余裕も出てきます。
高さには要注意
普通の車と大きく違うところ、それは高さです。
運転は30分もすれば慣れてきて乗用車と変わらない感覚で運転できるようになります。
むしろ、運転席が乗用車よりも高い位置にあるので見晴らしがよく、運転しやすいといえます。
しかし、運転になれてきたとしても常に高さがあることは忘れないでください。
慣れてくるとついつい車高が高いことを忘れてしまいます。
高さについて
乗用車の高さがだいたい1.9m以下なのに比べて、キャンピングカーは2.6メートル以上と1メートルくらい高くなっています。
たった1mくらいの違いですが、この違いが結構大きいです。
ショッピングセンターなどの立体駐車はまず入れません。
うっかり侵入していまうと天井を破壊してしまいます。
あとコインパーキングに駐車する際に精算機の出っ張った屋根にも当たってしまう高さです。
普通の道を走っているときは高さはほとんど気にならないのですが、駐車するときには高さがあることを思い出してください。
キャンピングカーは高さがあるのでちょっと気を使いますが、その分車内が広く、かがむことなく立ち上がって車内で歩けます。
天井が高いと圧迫感がないので開放感があり、車内が広く感じるのです。
キャンピングカーのように天井が高く広々として開放感があると旅気分も盛り上がりますね。
ドキドキ感が思い出に。
普段乗ったことがないキャンピングカーに乗ると最初は戸惑い、
緊張感やドキドキ感でいっぱいだと思いますが、そのドキドキ感がより一層キャンピングカーの楽しさを盛り上げると思います。
また、ドキドキ感やわくわく感で記憶にも残りやすくなって、キャンピングカーの旅がいい思い出になるでしょう。