初めてキャンピングカーに乗った時、びっくりしたことがあります。
それは、キャンピングカーには鍵がたくさんついていることです。
普通乗用車はエンジンキー一本ですが、キャンピングカーにはそれ以外にも複数の鍵がついているのです。
今回はキャンピングカーの鍵についてお伝えします。
鍵の種類
ハイエースの内装を改造したバンコンや軽自動車の内装を改造した軽キャンは普通の車と一緒でエンジンキーだけですが、トラックをベースにしたキャブコンはエンジンキー以外にもいくつか鍵がついています。
エンジンキー以外に入り口ドア、収納扉、給水口などのカギがついています。
同じ鍵穴ならいいのですが、それぞれ別の鍵になっているので、鍵の本数が増えてしまいます。
しかも、入り口の鍵はハンドルをロックする鍵と本体の鍵と2重のロックになっていて違うカギがついています。
合鍵がないので注意
エンジンキーは自動車の鍵なので合鍵が作れますが、それ以外は合鍵が作れないので注意が必要です。
昔、なくしたときのためにスペアキーを作っておこうと、ホームセンターでカギを作ることにしました。
店員さんにカギを渡すと、たくさんあるスペアーキーの中から合うもの探し始めました。
合いそうなものを探しているのですがなかなか見つかりません。
しばらく探したあと、「すみません、同じ型の鍵がないので作れません。」と申し訳なさそうにカギを返されてしまいました。
ホームセンターにある鍵屋さんだから在庫がなかったのかなと思い、カギを専門に扱っている「カギの◯◯」のようなお店にいきました。
すると、店員さんは「少々お待ちを」と店の奥に引っ込んで在庫を探しに行きました。
やっぱり専門店は在庫の量が違うな、と感心していると、「すみません、同じ型の鍵がないので作れません。」と、カギを返されてしまいました。
「ああ、そうですか」と力なく返事をしてお店をあとにしました。
その後、もう一店、別のお店もまわりましたがやはりスペアはありませんでした。
カギが外国製のため、合鍵を作る前のスペアが無いそうです。
結局、合鍵を作るのをあきらめました。
カギは外国製
キャンピングカーの鍵はアメリカ製やヨーロッパ製のものが多く、
カギがまわりにくかったり、硬かったり、あまり精度がよくありません。
まわりにくいからと力まかせにカギを開けようとすると折れてしまいますのでご注意下さい。
違うカギをさして回していることもあります。
カーシェアリングの鍵について
ロードクルーズのレンタルキャンピングカーは無人で貸出しています。
初めてレンタルをご利用するお客様から、「カギはどうやって開けるのですか」とよく聞かれます。
最近よく見かけるカーシェアリングと同じシステムを使って無人で貸し出ししています。
キャンピングカーを使う時は会員カードをフロントガラスのカードリーダーにかざします。
するとドアの鍵が開き、助手席のグローブボックスに入っているカギを使います。
返却の時は貸出しと逆の手順です。
ガソリン給油口はエンジンキーで
普通の自動車は運転席でレバーを引くと給油口が開いて中の給油キャップを回せば開きます。
トラックをベースにしたキャブコンタイプのキャンピングカーの場合は給油キャップにカギがかっています。
トラックはガソリンタンクがむき出しなので盗難防止のため、キャップにカギがかかっているのです。
バイクもガソリンタンクにカギがかかっていますね。
給油キャップはエンジンキーで開けて下さい。
セルフスタンドで給油する時は自分でキャップを開けますが、有人のスタンドでは店員さんにエンジンキーを渡せば、「レギュラー満タンOK、キャップOK」と元気よく給油してくれます。
最後に
初めてキャンピングカーに乗る時はカギが多くてびっくりするでしょう。
たくさんカギがあるのでどれが入り口のカギか分からず、もたもたしていると、パパ、早く鍵開けて!」と子供にあおられたり、奥さんに「まだカギ開かないの」とプレッシャーをかけられるかもしれません。
でも、落ち着いて開ければ大丈夫。
「カチャッ」と音がしてカギが開き、中に入った瞬間、想像以上の広さにワクワク感が頂点に達します。